まいどご来店ありがとうございます!
もうずいぶんとむかしむかしの私が
花屋のオーナーだった時のお話を、年末バージョンで書いてみました。
一貫して言える事は、
花屋として、花のプロとして
ほんまもんを提供しよう。
- 繁忙期だからと言っても、手抜き商品は作らない、売らないを守る
- 1月の松の内の長い間 花を楽しめるようにしてさし上げること
- 迎春花材も正月アレンジの手法にも 和 のこだわりを持つこ
- 見ばえだけで作らず、商品にストーリを持たせるように作る。
- 貴方の店が将来に老舗の花屋さんと、呼ばれるように成るために
新型コロナの影響でしょうか 今年のお正月は、
出かけないで、引きこもり型になるようだと言われているようですね。
デパートなど予約のおせち料理が高価格帯から~個食タイプの小型まで
例年より売れ行きが好調だと言われています。
さて花屋さんでは
お家で楽しんで頂きたいと言うように、
当店では和風 洋風と色とりどりの迎春アレンジメントや
壁に飾っていただく縁起の良い花材で創作したタペストリーやリース
そして そして
手作りの ほんまもん枝垂れ柳の紅白餅花
そのほか お正月のお花をた~くさん揃えておまちしております~
いらっしゃいませ~~
いらっしゃいませ~~
花屋のスタッフとして、呼び込みであり、
また自分への景気つけというかテンションを上げるのに
声がけが出来るのは、この年末迎春商戦だけかもしれませんね。
お盆の時に
いらっしゃいませ~、お墓参りの花が~ との呼び込みは使えません。
繁忙期だからと言っても、手抜き商品は作らない、売らないを守る
当然ですが、年末の28日~30日には、普段の何倍というお客様が
それも皆様が同じような時間帯に来店されますし、
11時ころから閉店時間まで ほぼ店内にお客様がおられる状態が続き、
夜は片付けや花材の陳列整理と明日の予約商品作りなどなど
深夜まで残業か、ほぼ徹夜の日々が続きます。
そんな時に起こしやすいのはチョットしたミスや慌てての見過ごしであり
また過信からくる適当な捌きであったり、
浅くとか、確実な位置でしっかりと吸水スポンジに刺さっていないとか
疲れが溜まってきたりして注意不足で往々に起こりえるのです。
個店としての花屋さんならば 無理に数をこなそうとせず、
正月だから、プロの店だからと、少し高めの価格設定をするのも
一つの方法だと言えます。
1月の松の内の長い間 花を楽しめるようにしてさし上げること
花屋さんの気質として、いまその時に見栄えが良いものを
作りたがりますよね~
普段ならそれも許されるかもしれないですが、あなたの店の迎春アレンジが
正月の3が日しかきれいでなかったら、ガッカリしませんか
たぶん翌年には来店されません。
開いたユリや水の下がりのしやすい花で、
見栄えだけを求めるのはダメです。
普段から私の店では買っていただいてから
徐々に開花のピークが来る(見栄えがする)ように花のチョイスを
心がけ、お客さんにもそのようにお断わりしておきます。
迎春花材も正月アレンジの手法にも 和 のこだわりを持つこ
和の比率 7 5 3の白銀比ついては当ブログでも紹介しましたので
今回は花材について
最近人気のポンポンマム等は、日持ちも良く
可愛く、黄色オレンジ系なら、黄金色として、
また日の出のイメージとしてお勧めの花材です。
また純和風にするならば、迎春用立て(大菊)白菊では、
東の白雪を売りませんか。
若い花屋さんでは知らないオーナーさんが多くいるくらいで、
ほとんどの花屋さんはお供え花や 仏花に、
普段売っている菊で正月用祝い花にも流用していますが、
貴店は、ぜひお正月向けに出荷される品種の この花で攻めて下さい。
東の白雪の画像をさがしたら 可愛い表現のブログを見つけました。
奈良県のお花屋さんブログに・・・
sawabe.hanatown.net
見ばえだけで作らず、商品にストーリを持たせるように作る。
忙しい時にめんどくさい事.・・・言うなぁ~でしょうが
ただ単に好きな花を取り合わせて作りました~では
買う側にとって夢も無く、家族に楽しい会話のネタにはなりません。
誰でも 物を買うときに、いいものを見つけた~と言う満足心がいるのです。
このアレンジは ○○のイメージでとか、団らんとか・・・
熱燗で一杯のお酒を酌み交わし・・・のんびりした気持ちで・・
なんでも良いんですよ~ 作る時に素敵なストリーを描いてから
それに合う花材 器 デザインを構築してくださいね。
ついでに、試作するときと、商品として作る時には
どの客層向けなのか、顧客ターゲット考えながらねがいます。
貴方の店が将来に老舗の花屋さんと、呼ばれるように成るために
年末迎春商戦で、花屋のオーナーさん スタッフさんの皆様に
ぜひ心がけて頂きたいのは、
忙しいとから~言っても 手抜きや雑なさばきの商品は
作らない、売らないことをお守り頂きたいのです。
こころを込めて新年を寿ぐような花材をお売りしたり
縁起の良い花材でお作りしたアレンジメントや飾り物で、
正月を楽しんだ家庭なら、次の年もその次も年末にはご用命くださいます。
日持ちの良い安心の花材、安定した仕上げでなごむ和風のアレンジ
洋間や子供部屋にも何か一つ置いておきたい、買って帰りたい
アレンジメントを店内に所狭しと展示し、
お客様に商品を楽しく選んで頂けるような店内配置も検討すべきですよ。
今日は一段と寒さが増しましたね~
花の仕入れで早朝に市場に向かうオーナーさん
朝の道路の凍結、視界の悪い雪 吹雪
どうぞ
安全運転でお気をつけて、良い花を仕入れて下さいね。
今日も最後までお読みいただきありがとう御座いました。
花屋開業講座担当の長谷川でした。
www.i-ll-flowers.com