お店を作る、形を作るならば誰だって出来そうですが・・・
花屋開業についてお話します。
いつか お花屋さんを開きたいと、夢見ている方の為に
〇 フラワーデザインを習ったから技術に自信がある!と勘違い
〇 花屋店員を経験したから大丈夫と勘違い!
〇 近所の花屋で教えて頂いたから大丈夫と安心と勘違い!
〇 誰でも出来た時代について
花屋開業は簡単ですか? 明日からでも出来ます。
花屋開業資金は = ポケットマネーでOK。
花の技術は = 無くてもできます。
誰でも = そう誰でも。
本で調べた = 開業本を読破したからOK
上の5つの質問とその答えはすべてその通りですが、
肯定は出来ません。
すべてその通りです、明日からでも始めてください。
確かに保健所にも警察所、市役所にも届けをだす必要は有りませんよね・・・
※確定申告で青色申告される場合や
専従者控除を受ける場合は税務署に申請が必要ですが。
花屋店舗を開店するならば、形を作るならば誰だって出来そうですが
でもちょっと待ってください!
大事な人生の一コマ、或いは一生の一大事ですよ。
花屋を永続経営し、繁盛店オーナーの地位を築くには、
それなりの覚悟と学ぶ必要が多岐にわたり必要で有ります。
簡単に花屋開業が出来ます!の情報や フラワーデザインの資格が
有るだけでも可能、などと言った情報が、
また、花屋の経験があるからと、
溢れている情報に踊らされないで欲しいのです。
誰でもすぐに簡単な知識で、永続的な繁盛店になれるような、
そんな甘い業種では無い事に、気付いて欲しいのです。
次に該当する方は特に要注意です!
それぞれの事項について塾長の過去の経験と実例をもとに解説します。
●フラワーデザインを習ったから技術に自信がある!と勘違いしている人
いわゆる、技術さえあれば繁盛できるだろうと 錯覚!
× 腕で勝負、集客をしてくれると勘違いし、プライドが邪魔をする。
× 資格を持つ方の特徴は、作品作りは出来ても、商品に成らない。
× 技術至上主義で、花屋の経営学に対して学ぶ気持ちが希薄。
まとめると花屋の商売を舐めてかかっていて、商売を知らないで、失敗!
NFDフラワーデザイナー講師 試験審査員免許を保有し、
花屋オーナーとして長い営業経験の塾長が、
実務に合う技術指導をしています。
コンセプトは、FD基本理論を活用し、商品作りを徹底的に学べです。
●花屋店員を経験したからと勘違い!
花屋スタッフとして、何が学べましたかと過去の卒業生に聞いてみると、
単なるスタッフとしての仕事範囲内で経営者としての
ノウハウまで学べないのが現実で、
創業塾講座で初めて花屋の全体を知る事になる訳です。
つまり巨像の一部を知って全体を知らないと言う事です。
創業塾のレッスンをスタートしたら、塾長はどなたにも次のように言います。
そんな花屋ならすぐ辞めなさい!
開業に必要な花以外の知識を深めるか(課題を沢山出します)
時給の良いアルバイトで資金稼ぎをしなさいと・・・
また花屋スタッフを長く経験し、仕入〜販売まで出来る人なら
一生スタッフで居なさい!
なぜならば、既にサラリーマン気質で、
花屋開店する勇気と資金準備が出来て無いでしょと、キツイ一言で終わります。
● 近所の花屋で教えて頂いたから大丈夫と安心と勘違い!
× 資金力が違い過ぎる、
× すでに花屋スタイルが古すぎる
× その習うお店のコンセプトと目指す花屋の業態やコンセプトが異なる
過去に相談に来た方で、近所の花屋で教えて頂けると・・・
それならそこでならえばいいでしょう、私に習う必要が無いですねと言いました。
スパーやSCでの店舗展開しているオーナーのもとでは、
×資金力が違いすぎて本人の資金力に合わない、
そのオーナーの技術力を知る塾長で心配で、
しかも×コンセプトも違いすぎるのに・・・
で、こちらからは入学を勧めませんでした。
なぜならその方との話の中で、新しい花屋の形態を習うのに、
学費が勿体無い、惜しいと思えるようでは
既に、オーナー気質と勇気が無いと
判断したので、こちらから辞退した事も有りました。
花屋を開店して1年も持たずに閉店した悲しいことが多すぎませんか
大阪市内など小生が車で移動する時に、塾長は沢山見てきました。
それらのお店は 車で前を通るだけですぐ判ります
この店のオーナーさんは 技術系で技術さえあればで・・・商売を知らないのでは無いか!
花屋店員経験者のお店は 勉強してきた店舗スタイルそのままのコピーで
立地条件とミスマッチしているし、
立地に合った商売まで教えて頂いていない
つまり、この地域、環境には合わないのではないか!
余りにも淋しい話ですが現実でも有りまして、
腕自慢(過信)で商売の本質を知らない人が開店した場合に
お店をたたむ=つまり行き詰まり閉店までの期間が最短です。
20代そこそこでの行き詰まりならまだしもですが・・・
次は、誰でも出来た時代について</span>お付き合い頂きましょう
☆確かに江戸時代から天秤棒で桶を担いだ花屋の形が文献に有りまして
次に発展し軒先に 戸板を置き其処に花を並べた常設店と変化、
こんな時代なら 又素晴らしい日本の生け花文化やフラワーデザインが欧米から伝わる前にならばですよね。
現代ではよほど人通りの多い場所ならばなんとか成りそうですが、
でも今の花の消費者の持つ情報は半端では無く、
トレンドデザインを実践出来ないようでは
唯の安売り花屋の体力勝負で、安定した花屋経営は不可能でしょう。