花屋創業塾 塾長日記

花屋創業塾で花屋開業を目指す塾生さんに花屋経営の全てと花屋実践技術を マンツーマンでお教えして居ります。 なぜ、素人が28回の講座で、花屋を開業出来るのか ・・・

 やる気と行動力のある塾生さんの第2話

な、なんと 行列のできる花屋さんが有る

行列出来る出来る花屋にもいろいろありまして〜

そんな話題で塾長が お話させていただきます。

          • ご案内 -----

花屋創業塾の講座、開業オーナーコース

花屋のオーナーとして起業する方の為に、花屋の経営手法と技術指導からなり

1レッスン約4時間 前半2時間が花屋経営学講義、

後半がフラワーデザイン花屋実技(商品作り)をします。

基本回数は28回で合計112時間の社会人対応の職業指導訓練です。

この講座はオーナー候補生の特別講座で有り個人指導のマンツーマン体制で
  
開業前の店舗選び、営業形態の策定、など個別相談も含まれています。





まいど! 花屋創業塾の塾長です。



やってみなはれ やってみなきゃ〜 わかりません、変われません! と

口癖のように言う塾長ですから、それならば 

やってみなはれ〜〜・・・

前回は

その後 彼と作戦会議〜 何を売るか〜何を試してみるか〜何を感じ取れるか〜商品作りとすすみ

12月29日初日に3日間の実験(仮店舗)に応援に行かせて頂きました。



年末の買い物客でにぎわう ○○商店街の一角に到着、


次回に その近所に客が行列する花屋がありまして、

そこを観察する塾長は・・・

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ここまで前回の前振りで、

行列のできる花屋さんが、近所に有る! なぜ並ぶ?

なにぃ〜 なんですと〜 

塾生さんの実験開業店舗に到着して、

彼から聞いたビックリな塾長で有りまして

さっそく行きました〜



見に行かなけりゃ塾長のハートが落ち着きませんから・・・

昔のバブル期には多くの花屋さんが 母の日や年末には

店内に溢れる客 客の人だかりが有りましたが、近年では珍しいですからね。


歩く事3分ほどで到着、ウン確かにお客さんが並んではります(ビックリ)

1234〜・・・10・・13人 スゴイぞ〜

人数をかぞえて スゴイ!です、

で、何が人気なんだろうか?

ついつい職業病って言うのでしょうか、

なんで行列が出来るのか知りたくなるのが悪い癖かも



確かに12月30日は、花屋さんにとって一年で一番の

売り上げを上げるべきで 毎年記録更新するべき日でありますから、

客を待たしてまでの商法を調べない訳には気が済みません。


白髪頭の暇なオジンが 花屋を見ている雰囲気を装い 

その店に近付き、しかも横手まで廻り込み観察する悪い癖が・・・



商品の陳列に一定の秩序が見えません!

何を売るべきか、何を売る事で収益を確保すべきか

365分の1の売る事に専念すべき特別な日なのに

何をしてるんですか?

客が行列に並ぶ原因と それは良い事か?


売る人、作る人 バックアップするスタッフの区分けが曖昧
(チラ見ですから断定できませんが)

全く塾長の理解の範囲を超えて居ました。


の行列の原因は、単なる作業効率、準備不足じゃぁ〜なかろうか

速く言えば 客を並ばせる事が好きなだけの、

賑わっている雰囲気が好きな、要領の悪いオーナーだと!


解説しましょう


花屋さんの年末30日のプロの仕事術を知らない

未来のオーナー候補の読者さんの為に。


その店の行列の原因はなぜ?をお話しますと


行列するお客様は 迎春の仏花を買いたいお客さんの行列です。

もともと普段から仏花には人気が有るのか、

安いか? の下地はあるお店でしょうか

店内には高価な苔松や少ない品種の洋花もあるんですが・・



店頭にはパックされた安価なセット花束類が一応あり

そこにも5〜6人お客様が好きに花束を選んでました。



素人さんなら店頭に客が並ぶ=>素晴らしい

束を選ぶ客でにぎやか=>繁盛店に感じられるでしょうね


確かに年末の30日に店頭店内に客がポツリでは寂しいですが


では、では、塾長の辛口評価をさせて頂きますよ〜

こうすればいいんです!  超忙しい年末商戦の対処法


上記でも書きましたが、12月30日の大一番の日の為の

準備が出来てない、そんな理由の行列は、商売人では有り得ません。



毎年毎年その店で売れる仏花セット数量は把握しておく事と

前日か前々日までにその数量を作り置きすべきで、

当日は販売する事に専念しなければゆとりが出ません

そして、良いものを買った気分がしないし、

客単価が上がりませんよね。



その年のおすすめ商品も紹介する様にして、

お客様に喜ばれる花を提供して、

上客のリピータさんを掴む事に努めなければ

いつまでも安い素材販売型の体力消耗戦に陥ります。



まとめないと解からないでしょうね

母の日や、年末商戦など一時にお客様が集中する繁忙時では、

如何に準備に時間や手間をかけるかが 勝負ではないでしょうか


買う側としたら行列が出来るほどだからスゴ^〜イかもでしょうが

横から プロが見たら要領の悪さだけが目立つお店でした。



塾生さんのアレンジ専門の実験店舗に戻り、

その店は、数を売るだけで、全体的に利益率が悪そうな事と

並ばせる事が自己満足で、それが遣り甲斐だと言う勘違いに陥っているかも・・・


商売をやっていると、ついつい日銭が欲しい〜

単に売り上げアップを目指す事も必要な時期も必要ですが、

人手には限界がありますから、如何に効率良い商売に変えていかなければ

お話したお店の様に、忙しいだけの体力商売の老舗になりかねません。

お客様がおとなしく順番を待つ人気店が有る。

違うタイプの行列のできる花屋さんもご紹介しておきましょう

その店は、大阪駅前付近にありまして、

年末は、銀行の様に置いてあるナンバーカードを貰い、

店の向かい側で呼ばれる順番を待つスタイルです。


順番にお一人ずつ、ご要望をお聞きして、花をとりわけ

精算を済ませて 挨拶で送りだす接客をするお店なんです。


当然パック束も有りませんし、客が勝手に花を触ると注意されます。


この店と前の店との差は、客単価が数倍高いのは間違いなく

また、どの花もグレードの高さが違い過ぎます。


最寄りの店より花の品質が良い! 

花の日持ちが良いのをお客様も解かっているからこそ

おとなしく受付カードを持って、相談に乗ってもらったり出来るから

ゆっくりと どの花を買おうかな〜と 楽しんで順番をお待ちでした。



当然客数は減りますが、その客単価を推察すると、

売り上げ、利益率は群を抜くと思います。


なかなか現場を見て頂かないと理解しにくい今回の話でしょうが

素人からはじめた花屋も2〜3年年目になればプロにならなければなりません

簡単な技術しか無い 花の知識も増やさなければ、

売る事に対して、すべてに於いて自分から工夫し、勉強を重ね、技術力をつけて

商売の形をグレードアップをしなければ、

ただ売れるだけで良いで終わり、本当のプロになれませんよね。



花屋を引退しフラワーデザイナー活動と花屋創業塾塾長の仕事として

年末の花屋を観察して見て回る事が出来るようになりました。


今後も多くの方に、その情報をお教え出来るよう

頑張って、突っ走りたい、発信したい 元気な塾長です。


最後にもう一度塾長の大好きな言葉を

やってみなはれ〜 

やってみなきゃ〜 わかりまへん! 

変われません!!


今日も最後までのお付き合いありがとう御座いました。




---------- ご案内 ---------------


最近の花屋創業塾では、いろいろな目的で受講して頂く塾生さんが居られまして

どなたも 花が好きで趣味の領域から専門的に

プロに付いて学びたいが キーワードのようです。


○ 資格取得とプロの花(花屋実践実技)を同時に勉強して、プロのデザイナー思考の方

○ すでに資格をお持ちで 転校入塾して レッスンプロの為の専門技術と技量アップ

○ ディスプレーなど大型作品が苦手で、探して遠方からお越しのレッスンプロの先生方

○ ネット通販で開業を目指す方で、商品開発を学びたい方々

○ 古い形の反復ばかりで、テーブルの上だけの小作品ばかりでは無くオールラウンダ―なレッスンプロになりたい方

○ コンテスト出品を目指してデッサンから作品作りまでを希望する方



フラワー装飾1級技能士マイスターで 職業訓練免許保持 

フラワーデザイー講師試験審査員の塾長がマンツーマンでご指導しております